乳腺炎になっておっぱいも激痛なのに、なぜか耳まで痛い。耳鳴りがする。聞こえにくい。こんな症状に悩まされていませんか?どうしておっぱいの病気なのに耳まで影響するのか、その原因をさぐってみました。また、乳腺炎と耳下腺炎の関係についても調べましたので、ご参考にしてください。
乳腺炎で耳が痛い原因
授乳中に乳腺炎にかかったとき、どうして耳鳴りがしたり耳が痛くなったりするのか?それは、乳腺炎ができたタイミングにあります。乳腺炎になりやすいタイミングというのは、風邪をひいたとき。風邪から鼻炎や耳管狭窄症を起こし、そこから中耳炎になっている可能性があります。
つまり、中耳炎と乳腺炎を併発しているかもしれません。なので、乳腺炎から耳が痛くなるわけではなく、耳が痛くなったタイミングで乳腺炎になっているということです。
乳腺炎と同時に中耳炎になった体験
ブログ運営者が乳腺炎になったとき、おっぱいの激痛にも悩まされましたが、それと同時に耳もおかしな感じになりました。最初は耳鳴りや耳の軽い痛みで、耳に違和感があると思った程度でしたが、それは次第に激痛にかわりました。
乳腺炎でおっぱいももちろん痛いのですが、激痛に耐え切れず、カロナールを服用。でもそれはその場しのぎに過ぎず、やっぱり痛みは夜中に再びおそってきました。
翌日には耳鼻科へいき、先生に診てもらうと“急性中耳炎”ということが判明。重症だったようで、そのまま鼓膜を切開し、膿を出してもらいました。あとは、抗生物質と風邪の症状を和らげるお薬で中耳炎は治っていきました。
中耳炎になった原因
中耳炎になった原因は、息子からもらった鼻風邪。息子自身も中耳炎になりやすく、風邪をひけばいつも中耳炎がセットです。ブログ運営者自身は中耳炎になったことが一度もなかったので、中耳炎のつらさを初めて体験しました。
乳腺炎も中耳炎も、体力が落ちていることが原因で発症します。授乳中は赤ちゃんの生活リズムによって睡眠不足になりがちですし、授乳の体勢から肩凝りや首凝りが起こったりします。体調を崩しがちになるので、休めるときにしっかり休んでおきたいですね。
乳腺炎と耳下腺炎(おたふくかぜ)の関係
お母さんになると、お子さんの感染症で“耳下腺炎”が気になりませんか?いわゆる、“おたふくかぜ”です。小さい頃になっておいた方がいいと言われますよね。最近では、おたふくかぜの予防接種が、任意予防接種から定期予防接種になっている自治体もあるほどです。
耳下腺炎(おたふくかぜ)って?
おたふくかぜは、耳下腺や顎下腺などの唾液腺が腫れるのと発熱が主な症状。大人がかかるとひどくなるケースが多く、髄膜炎を起こしやすく、まれに致死的な脳炎を合併することもあります。
大人の男性がおたふくかぜになると
大人の男性がおたふくかぜになると睾丸炎や精巣炎を起こすことがあります。頻度は高くないのですが、左右両方の睾丸に睾丸炎を起こした場合には無精子症となり、その結果不妊症の原因となります。左右どちらも睾丸炎を起こすことは非常にまれで、お医者さんによってはそのようなケースを経験したり、身近に聞いたことがないとおっしゃるお医者さんもいらっしゃいます。
ですが、患者さんのお父さんが子から感染し、両側の睾丸炎を起こし、不妊症となってしまったケースも実際にあると話してくれたお医者さんもいらっしゃいました。
大人の女性がおたふくかぜになると
大人の女性がおたふくかぜになると、卵巣炎(約5%)や乳腺炎(15~30%)を起こすことがあります。卵巣炎に比べて、乳腺炎は意外となりやすいのが印象的。
まだ授乳中の女性がおたふくかぜにかかり、おっぱいの張りと強い痛みがあるということで、乳腺炎(うっ滞性乳腺炎)と診断されたお母さんもいるようです。
乳腺炎とおたふくかぜを併発したときの治療方法
乳腺炎とおたふくかぜが同時に起こったときの治療方法ですが、おたふくかぜ自体が特別な治療が必要ないので、主に乳腺炎に対する治療となります。乳腺炎によるおっぱいのしこりや張りが強く痛む場合には、消炎鎮痛剤を飲むなどの対処方法となります。
おたふくかぜや中耳炎、そして乳腺炎にならないために
おたふくかぜや中耳炎になる原因は、子供からうつるというケースがほとんどかもしれません。当ブログ運営者も、子供が赤ちゃんのころから風邪などよくもらっています。
乳腺炎を併発させないためにも、こどもからの病気感染を防ぐことがもっとも望ましいのですが、子供と一緒に寝たり、一緒に食事をしたりするお母さんには難しい課題でしょう。
ですが、食事のときはお箸やスプーンを子供と共有したりせず、眠れるときには寝て体力を養い、乳腺炎にならないためにも日ごろから意識づけしたいですね。